この文章が掲載される頃には、すっかり秋めいている事でしょう。或いは残暑未だ厳しい折でしょうか。この時期に残暑ってのも変な言い方でありますが。しかしながら今現在、妄想の世界では時系列的に春先。烏丸弥生であります。
「バードマン!」も半分以上が過ぎて第五回。本来は8月くらいに終わり、私達が出した結果と実際のテレビ放映を見比べて楽しむ、という趣向は既に遥かの彼方。皆さん、何とかモチベーションを維持して。大スランプに陥っていた私が言えた義理ではありません。それでも烏丸、命を賭けてお願いします! もう死んでいますが。
さて、それでは本編に入る前に、まずは前々回募集した「新機体名」「チーム名」の集計が完了しました! 何て、集計というほどの大げさな作業ではありませんでしたけどね。結構票がばらけてしまいましたが、それでも得票上位を選ばなければなりません。
それでは以下、皆さんが選ばれた名称と得票を、以下に発表致します。
◎新機体名
火の鳥 1票
レイヴンスU 4票
ブラウアー・フォーゲル 1票
レイヴンス 1票
スピリット・オブ・ヤソガミーズ 1票
◎チーム名
WA! 1票
渡来人 1票
フライヤーズ 1票
ヒンメル・フリューゲルス 2票
大渡鴉 2票
八十神学院有志チーム 1票
ああっ、チーム名が同点票になってしまいました。こうなった場合の採決方法は、勿論考えておりますよ。絶対公平な神の手、6面ダイスコロコロで決めてしまいましょう。ヒンメル〜が奇数、大渡鴉が偶数。実は今、黒井本人が本当にダイスを取り出しておる訳ですが。えい。…4。
以上、私達の機体名は『レイヴンスU』、チーム名は『大渡鴉』と相成りました! これでいよいよ、戦う気構えが整ったというものです!
ちなみに、「内向きの八十神学院が外へ交わる為に」との理由で「八十神学院有志チーム」を推されたあなた。大丈夫、私達の正式名称は『私立八十神学院「大渡鴉」』となるはずですから。
A:オーニソプターで第二次選抜競争!
こちらでは第一次選抜の際と同様、結果のみをお知らせする事になります。
皆さんが如何様に戦ったかを描写するのは第2リアクションに譲りましょう。今回も数値判定的には大混戦と相成りました。非常にクセのあるオーニソプター「バラビェイ」を用いての、全員同条件による飛距離競争。取り敢えず、気になる結果は以下の通り。上位三人が決勝進出!
1位 : 神代神楽 「水面効果を掴まえる!」
2位 : 矢上ひめ子 「要はタイミング!」
3位 : 双月響 「腰、リズム、バランス」
以上、二次選抜通過者
4位 : アメリア・リンドバーグ 「撃墜王の勘と力を発揮」
5位 : リコ・ロドリゲス・ハナムラ 「餅は餅屋リズムを盗む」
この結果を見て、皆さん思う所多々ありかと想像致します。まさか、と思われる向きもある事でしょう。
当初から全体の中でもかなり抜けていたアメリアさんが、ここに来て遂に脱落。勿論、今回アクトに書かれた運命の行使はプラス判定に働いたのですが、これを持ってしてもあと僅か、ほんの僅かの差で及びませんでした。
これはリコさんも同様で、よくよく機体の特性を見抜き、大健闘を見せてくれました。正直、お二人とも正パイロットとして残って差し支えないレベルであったと断言出来ますが、これも競争の結果。本当にお疲れ様でした。
翻って二次選抜に通過した皆さん、おめでとうございました! 相変わらず、御三方何れも実力的には伯仲しております。次回以降も専用のAアクトで決勝戦を戦い抜き、正パイロット目指して頑張って下さい!
B:引き続き開発行動!
さて、此度の開発行動、物事を起承転結に例えれば、所謂「転」に相当する展開がありました。
今まで暗黙の了解的に「一人が乗る」ものとして製作が進行してきた我らがレイヴンスUでありますが、ここに来て少なからぬ各パート参加者から「二人が乗る」、つまりタンデム機への方向転換が示唆されました。タンデムタイプは御承知の通り、鳥人間コンテストでは1チームしか採用していません。二人分を支える為の大型化、そしてそれを剛性的に成立させるべく倍以上となる機体重量を、技術的に実現するのが困難である、というのが少数派となる理由です。反面、タンデム機には出力を跳ね上げるパワーと、乗り手の力配分が分散化される、つまり疲労蓄積を和らげるというメリットもあります。
タンデムは冒険になるでしょう。開発に成功すれば、非常にユニークでありながら風の影響も力で押し切る実用機となるに違いありません。しかしながら、これまでの開発から一気に方向転換をすると言う事は、形状変更を行なった結果として発生する強度問題等をクリアする為、開発進行度を表すパーセンテージが、一時的にではありますが確実に停滞します。それでも、確かに方向転換をするなら今しかありません。
正直な所、時間もありませんし今回の開発からタンデム移行へ動き出そうかとも思ったのですが、ここで一つ、重大な見落としが発覚しました。と言いますか、私自身もリアクトを開始してしばらくしてから分かった内容であるのですが。それが何であるかは、あるパートの解説で説明致します。今回は検証段階にとどめ、タンデム移行の可否をパイロット、開発メンバー双方へ、アクトとは別にアンケートとして問う事にしましょう! 尚、機体の大型化を支えるだけのCFRPは、青空つばめさんのオートクレーブ君で供給出来ますので、その点はご心配なく。
@<主翼>
◎翼面荷重のチェック F @神代雲母
今回主翼に関わられたのは、期待の新人、神代雲母さんです! 今後ともよろしくお願い致します。
で、今回雲母さんがしてくれたのは翼面荷重のチェック。雲母さんは主に二点に留意して荷重計算を行なわれました。
一つは、現状での荷重に対する剛性。前回風間先生が行なって下さった「曲がれる翼」、即ち主翼のたわみを利用して舵の役割を持たせるという新機軸が、現状に即しているかが検証されました。結果、今までこつこつと積み上げてまいりました開発行動が反映され、加えて全部材構成をCFRPに統一化してひずみを無くした事により、かなり信頼できる強度を持つ事が分かりました。勿論、突発の強風や各パーツとのバランスによる不測の事態は有り得る話ですが、それはどのチームも抱えている壁でありましょう。理論上、余程の風圧がかからない限り、この機体の主翼は1km飛んでも壊れません。しかし目指すはそれ以上。こうなると、最後の詰めとしてバランスを突き詰めた強度の開発が必要となりましょう。これで、完成までは本当に一歩手前!
そしてもう一つは、タンデム化した場合の剛性。現在、我らがレイヴンスUは、おおよそ27m程度の翼長となっておりますが、タンデムにした場合は35m前後必要となるでしょう。何分、どうやっても速度はあまり出ない人力飛行機。増大した重量を支える為に、翼面積の拡大は必至です。つられて更に重量がかかる訳でありますが。そうなった場合、今のままでは明らかに剛性不足。一人乗りの時以上に、強度を高めるという所で作業を要する事になります。ここは少なからぬ人員投入が為されるべきかと考えます。
ともあれ、主翼は人力飛行機最大の華。一人乗りと二人乗り、どちらに転んでも力を維持出来る翼を作りましょう!
A<尾翼>
◎完成度90%を目指す G @音羽仁壬
さて、尾翼は先月に引き続き、音羽さんが担当されました。
既に形状はV字尾翼として決定が為されております。ここはタンデム化しても強度面や形状増大化の懸案が他パートに比べて少なく、音羽さんの目論見通り、一気に仕上げに入る事が出来ました。前回ほとんど出番が無かった藤林さんによる技術協力と音羽さんの地道な努力が、一気に花開いたという按配です。
結果、念願の進行度90%越えを達成。次回に作業を入れれば、確実に尾翼は完成します。
現状、素材・強度・形状に関しては、ほとんど手を加える必要がありません。最後の詰めとしては、表面仕上げを更に洗練化するといった所でしょうか。人員を投入すればするほど磨きがかかるとは思うのですが、進行度合いが遅れている箇所にも回さねばなりませんし、ここはバランスを鑑みねばなりませんね。
B<プロペラ>
◎今までの経験を生かす F @シャーリー・エルウィング
@全体検証して駆動系を G @アルフェッタ・レオーネ
おお、前回と同じコンビではありませんか。さすが同じ特設校の御学友。仲良きことは美しきかなであります。そこに風霞さんと藤林さんによる感性と技術の補助が加わり、トータルとして一番バランスの取れた開発行動が為されました。
その結果、どうかお喜びを。全てのパートに先駆けて、プロペラパートは完成の域に到達しました! ブラボーシャーリー! ブラボーアルフェッタ! ついでに風霞さんと藤林さんもごくろーさん。
シャーリーさんは、此のたび出て参りましたタンデム案、その中にあった二枚組みペラというアイデアを意識して作業をされました。既にペラの表面加工においては、参加メンバー中誰よりも習熟している彼女、これまでの経験を存分に生かし、一人乗り・二人乗り何れに転んでも対応できるペラを、予備も含めて供出できる態勢を作り上げたのであります。これで何枚ぶっ壊しても大丈夫ですね!
アルフェッタさんは、どちらかといえば苦手な技術面を藤林さんのフォローでカバーし、駆動系にあわせた作業をされました。即ち、ペラパートで採用が決定している、可変ピッチペラの完成であります。前回、第二リアクションで出ていた五段変速化が、これにて一気に進められる事となったのです。可変ピッチは仮にタンデムが正式決定した際、パワーアシストという面で殊更重要な技術となるはず。時間もありませんし進行度100%越えにもなりましたし、是と思われる技術はどんどん採用しないと。
さあ、プロペラに関しては、他の常勝チームと互角以上に競えるものが仕上がりました。後はそう、可変ピッチに対応するコクピットの改造のみ。コクピットの改造のみなんでありますが…。
C<フレーム>
◎大鳥さんを引き継いで作業継続 G @山根まどか
ダウト!
何かと申しますと、10文字を超えていますよ山根さん。よってこちらがアクトとして認識できるのは「大鳥さんを引き継いで」まで! あら、結構意味が通りますね。
今回もお一人のみの参加となった本パート、しかしながらこつこつと誰かが作業を進め、加えて今回はパートナー制もしっかり御利用頂き、全体を見ても中々の伸び幅でありました。
山根さんは大鳥さんを引き継いで、つまり前回第二リアで提示されていた作業、各パーツとの接続に関する補強であります。フレームそのものは今までの手入れが功を奏し、取り敢えず現状の形状と強度で十分でありますが、各部署との接続は、構造自体レイヴンスの頃からあんまり変わってなかったりするのですよ。残された本作業を引き継がれ、山根さんもかなりの進行度まで頑張って下さいましたが、もうちょっと作業が残ってしまった感じです。
加えてもしもタンデム化が本格化すれば、話はかなり変わってきます。二人分の重量を維持し、なおかつ大型化するだろう主翼を支えるための剛性は、このままでは大幅に不足します。今後の方針を十分考慮した上で、開発に人員投入をなさるのが吉でありますね。
D<コクピット>
◎なし
ギャース! 大変です、誰も居ませんよ、ここは! 当然、開発進行度は前回のママ!
実は今回、タンデム化を一気に進めなかった原因は、コクピットに誰も手を入れなかったという、その一点に尽きます。恐らくは全体の検証の後、コクピットに取り掛かるという手順で事を進めるお考えなのかと想像致しますが、最早私達に時間はありません。せめてタンデム如何に関わらず、ある程度は開発を進めて欲しかったのでありますが…。
と言いますのも、仮にタンデムが正式決定した場合、開発進行度停滞の度合いが一番大きいパートは、他でもないコクピットなんであります。まあ、単純に単座が複座になるだけでも、作業量はほとんど倍でありますから。以下、コクピットに残されている作業を、簡単に列挙します。
・コクピットの複座化(タンデムが正式決定した場合)。
・可変ピッチ採用による多段変速機構導入。
・各メーター採用等の電子化。
ざっと思いつくところを挙げましたが、他にもまだまだ課題はありそうです。皆さん、どうか頑張って!
<全体方針>
◎複座式への転換を検証 @藤倉辰巳
◎機体改装時の設計施工 @ゲルトルード・ベーベル
◎スパルタ節約生活! U @青空つばめ
さて、話の始めから度々出てまいりましたタンデム移行案についてですが、やはり全体構造に関わる内容。藤倉さんとこれまた新規御参加、ゲルトルートさんによって、当「全体方針」パートでの検証が始まりました。
パイロット候補の矢上さんを招聘しての開発進行は滞りなく進み、ともあれ全体の設計は仕上がったという次第です。以下、タンデム移行となった際の、各パートの説明であります。
@主翼 (-10%)
翼長を35m前後へ拡張。素材そのものより、ワイヤー固定等による補助的強度向上が必要。
A尾翼 (0%)
現状、大きく変更する箇所は認められず。引き続き作業継続にて、次回で開発進行度目標達成。
Bプロペラ (0%)
既に開発進行度目標達成。一人乗り、二人乗り、何れも対応可。
Cフレーム (-10%)
二人分のコクピットを搭載するスペース確保の為、中心部の長大化が必要。加えて強度の見直し、各パーツとの連結を見直し。
Dコクピット (-20%)
前方リカンベント・後方アップライト。前方はメインエンジン。後方は操舵と補助エンジンの役割。リカンベントは現状進行中のものを流用。アップライトは新規作成。ペラに合わせた変速機構、電子機器搭載、その他諸々、やる事は沢山。
E全体方針 (--)
現状案として出ている二枚ペラの取り付けについては、前方に二枚連結する方式にて設計。取り付け方は、次回で再考案が無ければ当該方式で進行。二重反転プロペラを採用するか否かは、駆動系も担当するコクピットパートのアクト次第。
…さて。皆さんお気づきかと思いますが、各パートの後ろに付いております(%)の数値。これは、タンデムに移行した場合に補正される、開発進行度の数値を表しております。つまり今回手が入らなかったコクピットは、タンデム化が決定した場合、何と50%から事が始まってしまうのであります。ギャースと叫んだ理由がお分かり頂けましたでしょうか。
しかし、かようなディスアドバンテージを補って余りある魅力がタンデム機にはあります。私、烏丸個人的には、タンデムのレイヴンスUを見てみたい気持ちで一杯です。恐らく次回は開発担当の人員が大幅に増えるはずですし、次回以降残り3回の開発で、取り戻せる数字ではあります。ここは勝負のしどころですよ!
とは言え、それもこれも資金力があったればこそ。今回陥った資金難に対し、青空さんは作業工程そのものへのリストラという、大ナタを振って来られました。メインの素材であるCFRPはそのままとして、その他の資材から工具から、はたまた楽しいお茶のひと時に至るまで、カット出来るものはカット、再利用できるものは再利用。今日も今日とて青空さんによります「おっしゃああ」の雄叫びが、ジャンクヤードから響き渡っております。
その甲斐あって、数値判定的に支出面が3割程カットされる結果となりました。はっきり言って、これは物凄くデカイです。
<その他>
◎銭ゲバって言うなよ F @風間史浪
◎力仕事でコキ使われる U @赤城烈人
◎会報を作り外回り広報 F @大鳥雷華
◎皐月の助力でOB募金 F @燕子花満月
前回あれだけ煽ってしまいました我等がチーム「大渡鴉」の資金難でありますが、それに呼応して、皆さん様々に動いて下さりました。
風間先生によります、此度の第二次選抜戦のスポンサー、K社代表さんへの直接交渉。即ちテスト飛行を担った大渡鴉へのバイト料支払いは、すったもんだの挙句、どうにか支給される運びとなりました。何と総額25万円! やりましたね、風間先生。さすが似た者同士。どうも、その他にも色々と取引があったようでありますが。ちなみに御質問を頂いておりました遠征費用についてですが、実は八十神学院から支給されるのであります。第1回の第二リアクションにてその事には触れておりますので、お時間がありましたら御確認の程を。
そして、ご無沙汰しております、赤城さん。頑強な肉体をフル活用されたお仕事をして下さって、小生嬉しい限りです。
古雅勇魚嬢をパートナーとされての、何と言いましょうか、筋肉タッグ? そんなお二人がされたのは、くちなわ谷にありますくちなわ砦の補修工事! まあ、あそこは御館様だか何だかの襲撃を受けて、毎回ぶっ壊れていましたものね。殺気立った雰囲気の中、それ以上に殺気立った肉体労働の兄さん姉さん達と共に働いた、突貫工事の七日間。二人揃って14万円も稼ぐ事が出来ました。ちなみに古雅さんはパートナー制に参加しているにも関わらず、大渡鴉の一員ではなかったのですが、これを持って正式に私達の仲間となりました。
大鳥さんと燕子花さんの行動は、見事に連携されておりますね。前回、燕子花さんが作られた広報誌は更に練り込まれ、一般向けを際立ってアピールする、とても分かり易いものになりました。これをもって、大鳥さんは特設校周りや商店街等の一般居住者、燕子花さんは懐かしの鶺鴒君と共に、かつての人力飛行機部OB相手の広報活動継続と、しっかり分担が為されました。お二人の頑張りはしっかりと相手に理解され、取り敢えず今回は10万円の支給を受ける事が出来たのです。先のお二方に比べると幾分少ないように思われるかもしれませんが、この10万円、実は最終回まで継続して入金される上、当方のランダム判定で増額され続けます(協力者が徐々に増えて行く、と解釈して下さい)。これは非常に大きいですよ!
ちなみにこの広報誌、燕子花さんによって『三月烏』と名づけられる事になりました。
<総括>
それでは恒例、各パーツ毎の完成度評価を見てみることに致しましょう。パーツ名称の後ろに書かれている数字、『○○/100%』というのは、各々の機体完成度を示しております。
1.主翼 (91/100%)
2.尾翼 (92/100%)
3.プロペラ (107/100%) ※開発達成
4.フレーム (88/100%)
5.コクピット (70/100%)
そろそろ開発も実質残り2回。100%を越えた時点で、当該パーツの開発は終了となりますので、その点どうか御注意を。
しかしながらタンデム移行の際は、全体方針の項でも申しました通り、完成度にマイナス補正がついてしまいます。それでも残る項目は後4つ。一気に開発をかければ十分に取り返せる数字です。進行度の低いものを吟味し、皆さんの力を注いで頂けましたら幸いです。
そして気になる資金はと言いますと。
○ 残金:432213円
おお、増えてます増えてます。多額の臨時収入に加え、青空さんによります緊縮財政の結果、かなりの資金を残すことに成功しました。これでタンデム移行となった暁にも、余程不測の事態が起きない限り、最終回まで資金を温存出来るはずです! ちなみに不測の事態と言いますのは、公界往来実践塾の校舎に火が(略)。
<第六回アクト>
「バードマン!」の残り回数は、次回を含めて「3回」です。
スケジュールは以下の通りです。
第六回リア : 正パイロット選抜競争&開発行動
第七回リア : 開発行動最終段階&色々と閑話休題
最終回リア : 鳥人間コンテスト参加!
A:旧式人力飛行機で、正パイロット選抜競争! In
諏訪湖
何だか日本の湖・旅紀行と化しつつありますが、舞台は湖開きが行なわれたばかりの諏訪湖、岡谷湖畔公園の特設会場から中継でお送り致します。もう、外に出まくり。
で、使用される機体は、よもやま荘地下に隠されておりました、超旧式人力飛行機を使用致します。もう何でもアリかと今思ったでしょう。私もそう思います。
ちなみに隠されていたのは、ご都合主義も極まれりの、計三機! 何れも全く同じ性能ですので、これまで同様、純粋に能力値とアクトによる数値勝負と相成ります。今回勝ち抜かれたお三方には、次のように機体が配分されます。
○神代神楽:ヤタガラス
○矢上ひめ子:アケガラス
○双月響:ハシブトカラス
下位になるに従って名前がイマイチなのは気のせいです。開発に携わった私が言うのも何ですが、本当、飛びませんよ、これ。しかし、皆さんはこれの限界能力を引き出せるだけの力量を、既に身につけておられるのです!
それでは以下、状況と勝利条件の設定。
・舞台は諏訪湖(何故か)。曇り空。北東よりの風、若干強し。気温12℃。まだ肌寒いです。
・使用機体:旧式人力飛行機『三羽カラス』。アップライト。翼長18mの比較的コンパクトサイズ。
・過去、人力飛行機部員男子が操縦した際の平均飛距離:20m(最大120mまで飛んだ記録アリ)。
・高さ5mの特設高台から離陸。発進方式は鳥人間コンテストを踏襲。
・各参加者の飛距離を測定し、上位から順に正パイロット選出。
・一人乗りの場合は、
1位:正パイロット
2位:予備パイロット兼ナビゲーター
3位:予備パイロット
・二人乗りの場合は、
1位:正パイロット(操舵・補助出力担当)
2位:正パイロット(メイン出力担当)
3位:予備パイロット兼ナビゲーター
今回このアクトを選択出来るのは、双月さん、矢上さん、神楽さんの三人のみです。アクトは各御自身の能力特徴を鑑み、制限文字数内で効率良く飛べるよう頑張りましょう。書式例は以下のように御願致します。
「A:もうどうにでもしてえ」 多分、どうにでもなります。
「A:」は字数制限の範疇外です。10文字以内による大健闘を期待致します!
B:引き続き開発行動!
これも今迄同様、
1.主翼
2.尾翼
4.フレーム
5.コクピット
6.全体方針
7.その他
以上から「B-○」という風に書いて頂きますよう、お願いします。
加えて前回から引き続き、Bアクトでは以下の3人を開発パートナーとしてアクトの際のお供にする事が出来ます。各々NPCの特性に合わせてパートナーにする事により、開発パートの進行度に補正を加える事が出来るようになります。
以下、NPCの特性です。
・古雅勇魚(略称:U) マッスルシスター。
・藤林源治(略称:G) 暗い部屋で細かい機械をいじるのが超得意。
・神代風霞(略称:F) たまにキツネが憑く。
上記三人を、御自身のアクト内容に沿ってお選び下さい。書式は以下の通り。
「B-7:思い切って三人乗り F」
…すいません。勘弁して下さい。
「B-○」と「パートナー名称」は10文字制限に含みません。限られた文字数ですが、どうか頑張って。
今回は重ねて申しました通り、タンデム移行か否かの転換点です。その旨をアクトの際にアンケート致します。ちなみにこれは、パイロット・開発に関らず全PCが対象となります。プレイヤーではなくPCが対象ですので、どうか御注意下さい。
アンケートには「タンデムに移行しますか?」の項目がありますので、其処に「はい」「いいえ」、或いは「Y」「N」、ともかく可か否が分かれば書式は問いません。回答の多かった方針を採用し、全てのアクトはその方針に沿ったものと解釈致しますので、書き方にはどうか御注意を。何でしたら掲示板を使って、皆さんで意見を審議しあうのも良いかもしれませんですね。
第五回:第1リアクション